BAHALA NA! バハラナ!

アクセスカウンタ

zoom RSS 「サピエンス全史(上)」

<<   作成日時 : 2017/11/06 15:49   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「サピエンス全史」上下巻のうち、上巻を読み終えた。

日常生活に埋没して、大きな視点で世の中を眺める機会のない私にはとても良い刺激になる内容だ。

まだ上巻しか読み終わっていないのだが、上巻からだけでも多くの示唆を得た。


中でも特に興味を持ったのが、「農耕がもたらした繁栄と悲劇」という章で、小麦の栽培は本当に人類のためだったのかと問いかけ、実は小麦自身の繁栄のために人類が奴隷化されたという見方ができるという。

実際に、農耕社会になることで、一部の支配階級は豊かになったが、多くの人類にとって、それまでの狩猟採集社会と比べて本当に生活が豊かになったとは言えないのではないかとも書かれている。


現代社会の物質的豊かさを考えると、そんなことはないだろうと否定してくなる人も多いだろうが、現代社会の豊かさを維持するためにどれだけの生活時間を労働のために奪われているかを考えると、生活の豊かさという点では現代のわれわれが本当に豊かかどうかは疑わしい。

また、世界全体を見渡せば、資本主義に翻弄されて食うや食わずの生活をしている人々が圧倒的多数である現実を見ても、人類全体として豊かになったのかどうか実に疑わしい。


上巻の最後の方に「統一へ向かう世界」という章があり、人類史を巨視的に見て気付かさえることとして、人類はいろいろな面で統一化へ向かっていることがわかるという主張があり、これも大いに頷ける。


人類が統一へ向かう先にはいったい何があるのだろうか。


統一の方向に待ち構えているものは必ずしも多くの人間にとって幸福を意味するものではないのかもしれない。

それはちょうど、狩猟採集社会から農耕社会に変わるにあたって、多くの人類が幸福な生活を奪われることを意味していたのと同じことだ。


統一へ向かうその先で、より多くの人々が幸福になるような社会システムをどうにかして構築しないと、とても不幸な世の中が現れそうな不安に襲われる。


せめて、統一の先に、軍事力の極限までの削減と、世界規模での人類の経済的平均化が進んでほしいと願うが、果たしてどうなるものやら・・・。

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「サピエンス全史(上)」 BAHALA NA! バハラナ!/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる